カッツ理論から学ぶ ミドルマネジメント層に求められる抽象化能力とは?

#2.業績マネジメント

カッツ理論とは、カッツ・モデルとも呼ばれ、アメリカの経営学者ロバート・L・カッツが提唱したマネージャーに求められる能力のモデルです。

私自身がミドルマネジメント層ど真ん中ですので、自分がどの抽象度で話をする役割なのか、正しく認識をもっておくのはことが大切だと思っています。

役職、役割によって戦略、メッセージは当然変わるもので、ミドルマネジメント層はその幅が大きく、抽象・具体両利きで話をすることが求められます。

話の抽象度を上げたがるミドルマネジメントはNG

マネージャーやリーダー、マネジメント層になりたての頃は現場感覚が強く、強みである営業スキルを活かして各論のメッセージをすることが多いと思います。

それによりメンバーの信頼を獲得し、預かった組織が円滑に回り始める、という流れが一般的です。

一方個人差はありますが、ミドルマネジメント層としてのキャリアを重ねると企業や事業単位のメッセージも理解できるようになり、抽象度の高い話に興味を持ち始める傾向があります。

自社内だけでなく対社会、対世の中に対しての影響、考え方などを自分なりに考え、働く意義を説くようになれれば成長であり、むしろ良いことかもしれません。

ただ、ミドルマネジメント層のメッセージが抽象度の高い内容ばかりになると業績は悪化します。そして業務の推進力も低下しメンバーも育たなくなってきます。

カッツ理論(カッツ・モデル)

マネジメントをする上で置かれているレイヤーによって求められるスキルのウェイトは異なり、カッツ理論(カッツ・モデル)はミドルマネジメント層の役割の捉え方として参考になります。ミドルマネジメント層はトップマネジメント層とロワーマネジメント層よりも役割の幅が広く、定義が難しいためです。

  • コンセプチュアルスキル →概念化スキル
  • ヒューマンスキル →対人関係スキル
  • テクニカルスキル →業務遂行スキル

トップマネジメント層に行くほど影響範囲が広くなるため方針や戦略の抽象度は上がります。一方ロワーマネジメント層に行くほど各論が必要になり、より具体的な実行力が求められます。

ミドルマネジメント層はこの中間です。トップマネジメント層の抽象度高いメッセージを咀嚼して変換。メンバーがモチベーション高く日常業務と接続できるように努めることが重要な役割です。

カッツ理論(カッツ・モデル)

もちろんミドルマネジメント層も日常の中でメンバーの視座を上げる概念的な話することは大切です。

ただ一方で、メッセージを具体的にミッション化し、業務を遂行するスキルもセットで必要ということになります。

まとめ

自分のメッセージ一つで組織が動いている、そんな勘違いをしてしまった経験があります。

マネージャー業務に慣れ、メンバーとの相互理解にも自信があったタイミングでしたが、今思うとメンバーが優秀だっただけでした。

ミドルマネジメント層が強い組織を創るためには、トップマネジメント層の抽象的な話を咀嚼してポジティブに日常へ接続すること。具体的なミッションに落とし、徹底的に推進することを両利きで求められます。

そして、具体と抽象の両方を求められるからこそ、自分自身の立ち位置、抽象度を明確に決めておくことが重要になります。

お付き合い頂き、ありがとうございました。

令和を勝ち抜くマネジメント#100の問い
鬼部長
鬼部長

大手 IT広告会社勤務、マネジメント16年目。延べ1000名以上のメンバーを預かり、採用面接は1500名以上。勝てる組織創りとマネジメントを日々徹底研究、令和を勝ち抜くための本質的な問いを少しずつアウトプットしています。

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